映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-70  冬の光

  1. 2013/10/20(日) 22:30:00_
  2. イングマール・ベルイマン
  3. _ comment:0
NATTVARDSGASTERNA  (冬の光)  1962年・スゥエーデン



冬の光




 

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2013年10月20日(日)  ザ・シネマ

監督 イングマール・ベルイマン
主演 グンナール・ビョルンストランド  (牧師トーマス 役)
    イングリット・チューリン  (マルタ 役)

感想
イングリッド・チューリンを主演としてあるサイトが多いようですが、
まぁ牧師の方が主演だと、私は思いました。

真ん中あたりまでは、眠たくって、こりゃダメだ~と思ったのですが、
その後がぜん面白くなりました。

多分「神の沈黙・系」だろうな~と思い、
鑑賞後に各サイトを見たらそうなっていました。
3部作とかで、その2番目にあたる作品で
若いときに全然イミフの「沈黙」を映画館で見ました(笑)。

その映画は今思い出しても、全然イミフなので再見したくもないのですが、
その映画に比べると、この作品には(3部作の3作目らしいです)
あらすじがあって、俳優もちゃんとしていて
本当に見やすくて分かりやすかった。

とは言え、それは「沈黙」と比べての事ですので、
ふつーに考えると、この映画は難解でイミフです。
何じゃこりゃ?と、お怒りになる方が多いのかもしれません。

あんまりキリスト教にこだわらなくても、見る事は出来ると思います☆
もちろんキリスト教を知っていれば、多少は分かりやすいのかもしれないけど・・・
まぁそんなに変わらないと思います☆



以下、内容に触れていますので、お気を付けください。



********************************



それで、この映画のキモは、私的には
牧師がハッキリと「君の事を愛していないからだ」というところと
そう宣言されながらも、
最後の礼拝のシーンでは「彼女だけが列席していた」というところのように思います。

でも私が気に入ったのは、そのヒドイ言葉の前に言った
「私は妻を愛していた、今も愛している、妻が死んだ時に、私も死んだ」
という言葉で、うんうんと うなずいてしまいました。

・・・ネタバレ的ですが、その後、ある男が、その牧師の妻は実は悪女で
牧師は今も何も知らず騙されたままだと言うのですが、
その件も、神の沈黙につながり、面白いな~と思いました。

漁師夫妻、夫のあの顛末(結構おとなしい役柄で驚くマックス・フォン・シドー)
妻の大きなお腹にいる4番目の子供と、大きい子から小さい子まで、何人もいて
その夫の顛末を聞いても、たじろがないあの強さも(もちろん一瞬は崩れたけど)
きっと神の沈黙につながるのでしょうね~???

マルタさんのみにくい顔もこころも、全部、そうであるべきようになっていました。
彼女が美しくてこころ根の良い女性では、このお話は成り立ちません。

美しいモノクロの(多分リマスターしている)
スウェーデンの厳しいけど美しい村の描写、
そして「光」というのは、やっぱりそれでも

それでも、というのは、牧師が「神など信じていない」
「親に聖職者になれと言われた」と言った言葉で分かる事なのですが
(しかしながら、イエス様の像と重ねて映される事が多く・・・)

それでも、誰もいなくても(正確にはピアノ弾きと、余計な事言う男がいる)
礼拝を始める、あのラストシーンに、
信仰とはそういうものだと言われているように思いました☆

日本人には信仰系は縁遠いかもしれないけど、
たとえば、自分の愛する人に先立たれた時に、
生きる糧になるものと自分との関係を新しく(改めて)構築した、そう思っていても、
やはりと(その人の身体が存在しなければダメだという)くじける気持ち、
に置き換えて考えると分かりやすいように思うし、
そういう意味では、私にはピッタリな作品でした。

感謝です☆

今回のオンエアは5作品で、
他が「野いちご」と「処女の泉」でしたので、スルーしました。
初見の3作品のうち2作品に心とらわれて、
やっぱこの監督はタダモノではないという想いを強くしました。




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