映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1210  さらば、わが愛 覇王別姫

  1. 2016/11/22(火) 23:00:00_
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覇王別姫  (さらば、わが愛 覇王別姫)  1993年・香港



覇王別姫






 
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2016年11月22日(火)  イマジカ

監督 陳凱歌 (チェン・カイコー)
主演 張國榮 (レスリー・チャン)



感想の前に

いろいろと話題の作品で、
以前はこの地域の映画は見たくないので見ませんでしたが
見る本数が少なくなったせいか? 
今回は良い機会と思い、見ました☆



感想

まぁ普通の “歴史と人間のドラマを合わせた作品” で、
この地域のはあまり見た事ないと思いますが(短期間なら「北京の55日」とか見ました)
欧米の作品では「GWTW」をはじめとして、いろいろと見たことあると思うし、
私にとってはそういう映画の一本という感じです。

もちろん悪くはないし、見応えがあって、目が離せない力で引っ張る作品だと思います。
それでも私の胸をあまり打たなかったのは、
分かりきっていた事だけど、この地域が舞台である事と、

日本人を公平な目線では見ていない点と
(もちろんチョイ役ですので騒ぐほどでもないかもしれないけど)

そしてハッキリと書くけど、
私は芸能人でもなく、同性愛者でもなく、3角関係になったこともなく、
この作品の誰に対しても、
「ほー」「へー」「そーか」程度にしか心を載せられなかった事が原因だと思います。

子供時代が酷いとかチラッと聞いていたけど、
まぁ一般の家庭であれが行われていたら、キレるし、見ませんが、

芸能の世界ですしね、親に捨てられた子やもともと親の居ない子ばかりで、
食べさせてもらって、一生喰いつなげる芸を身に着けさせてもらえて、
第一、1924年って昭和にも入っていない、大昔のこと、
どこの国 (の芸能の世界) にでも あったことだと思います。
今現在、かの国の雑技団とかでこういうことが行われているとはとても思えないしね~笑。

あ、もちろん、お屋敷で一人にされて、酷い目にあわされた事は、
その世界でも一握りの子供にしか起こらないことだから、
目をふさぎたくもなったけど、
だからこその主人公なのですしね、お話的には仕方ないのかと思います。

スターになった後のことですが、芸能の世界の厳しさと
「〇年×月にこういう事があって、彼らの状況はこうだった的な作品の作り」が
本当によく見るパターンで、しかも抗日で、嫌な感じでした。

彼女が登場してからの事、石頭は、結局普通の男の子(~男性)だったので
あぁいう女性とは限らないけど、いつかはあった事でしょうしね、
小豆子は、甘かったんですよね、身も蓋もない言い方だけど。
自分と同じように相手も思ってくれると、期待したんでしょうネ・・・

もちろん母親に捨てられ、他の子に虐められ、彼だけが守ってくれて
兄と慕う気持ち、
兄以上に愛する人となって彼しか見えない気持ちは分からないでもないけど、
厳しい世間に触れている割りには、やっぱり甘かったんだと思います。

彼女の普通の妻や母親になりたい気持ちは
一般的に言って、女性なら本能的に誰もが思う事だし、
応援したい気持ちにもならないではないけど、
最後に選んだ道は、どうしても
「石頭のことを、心底から理解できていなかったから」のような気がしました。

石頭の、群衆の前での態度は、今の日本で映画を見ている私には批判できません。
ナチスに協力したパリの市民と同じでしょう。

さて、私がこの映画の決定的な弱点を上げるとすれば、
それはファーストシークエンス(ラストシークエンス)につながるまでの
11年間を、全く描かずに、11年ぶりに共演するとなったことです。
かの国の人なら、その日々に想像がつくのでしょうけど、
多分ほとんどの日本人には分からないように思います。

ラストシーンは良かったと思いますし、
あれしかこの物語を締めくくる事は出来なかったと思います。

役者は主人公はじめほぼ全員良かったです。
特にマネージャーのような人、とても良かった、
あぁいう立場の所作をすべて再現していたと思います。

お話の中で一番好きなのは、小四のこと。
親に棄てられ、彼に拾われ、あの修業をし、
解団後は弟子にしてもらって、時代に迎合し、恩人を裏切り、
その恩人の宝物をもてあそび、憲兵(のような人達)に囲まれる・・・
短いけど、この国や、このお話の全てをサラーっと、さらっている人物です。

恐ろしい国だと思います、今現在も。
だけどその恐ろしい国の近代史を、ここまで端折ってはちょっとね~?
そんな感じでした。
見て良かったし、保存版です。
(再見予定はありませんが、生きているうちに一度くらいは?笑)




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