• 2017_04
  • <<
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • >>
  • 2017_06

映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-1063  少女ムシェット

  1. 2016/05/05(木) 22:30:00_
  2. ロベール・ブレッソン
  3. _ comment:0
Mouchette  (少女ムシェット)  1967年・フランス



少女ムシェット




 
.


2016年5月5日(木)  ザ・シネマ

監督 ロベール・ブレッソン (最近知った言葉“ハートフルぼっこ”の先駆者です!)
主演 ナディーヌ・ノルティエ

感想
ロバの映画(バルタザールどこへ行く)を見て懲りたので
随分ほったらかしにしていたけど、覚悟決めて見ました。
私はロバの方が酷いと思ったので、こちらは多少見やすかったです。

しかしこの監督、リアルの追及も良いけど、
今なら動物保護団体が黙っていません、きっと、イヤ絶対に。

野を走るウサギも、野鳥も、ヒツジも、ロバも、人間も?
本当に撃って のた打ち回らせて殺して、
それを一部始終撮るのですからね~冷たい冷たい目線で。

結構最初から最後まで凄い映画なのですが、
最終盤が多分一番すごいですよね・・・
本当に坂道を転げ落ちるようで・・・





以下、未見の方はお気を付け下さい。





*****************************





最終盤(母親の死後)
近所のコーヒーショップのオバサンも、美しい服を貸してくれたおばあさんも、
その他皆さん、お母さんが死んであの父親に赤ん坊、このムシェットが可哀想で可哀想で
本当はムシェットの出方一つでも変わったかもしれない・・・
皆さん本当に(は)優しかったと思う・・・特に森番の奥さん・・・

でも、ムシェットがああいう反応をするのは、
長い期間、父親に殴られたり・搾取されたりするのを、近所が見て見ぬふりしてきたからで、

もちろん一番悪いのは母親で、あの年で赤ん坊が出来るなんて!
ムシェットが5歳くらいの時に2人で家を出るしかなかったと思うんだけどなぁ~
「世話がかかる」とか「話は後で」とか「泣きやませて」とか
自分の事ばっかりで・・・ムシェットが唯一心を打ち明けたい人だったのに・・・

最初の方の遊園地で、可哀想に思った優しい人のくれたお金で
乗れたゴーカートのような乗り物


あれで「シベールの日曜日」を思い出してしまって、
5年違うけどほぼ同時期のフランスで、同年齢近い二人の少女・・・
胸をつかれました・・・



ムシェットのただ一度の笑顔まで行かないけどちょっと嬉しそうな表情、
そしてその男の子について行きたかったのに、あのバカ親父がね・・・

ムシェット本人が、先生にたてついたり、同級生にどろんこ投げたり
見せる痴漢する男の子に平気な顔したりするのは、
全部あのオヤジが悪いんだと思うんだけど

でもカッコイイ行きずりの男の子にちょっと興味があるのは、
そういうお年頃で、普通の少女の一面もあるのよね・・・
だから密漁者との事をある意味諦めて「愛人だ」と言えたりするのよね・・・


さて、本当の最終盤、
あの婆さんが貸してくれた洋服は本当に綺麗で
嬉しくて、胸に当てたんだけど、
それさえも裾の方をとげのある草に引っ掛けてしまって・・・


それを胸にギュッと抱きしめて、1回、2回、3回目のぐるぐるぐる・・・
ぱしゃん・・・の水音と、そこに残っているその綺麗な洋服・・・


今まで見た全部の映画の中で一番残酷な「死」の描写で、
声高に言わない恐ろしさをしみじみ感じました。。。


全ての、この少女に関わった人物は、このあと、どのように感じ行動するのでしょうね?
そしてこの映画を見てしまった私は、きっとまたいつか見ると思ってしまっています。
ロバの方は見たくないんだけど、この映画はちょっといろんな掘り下げ方があるからね~。

ネットで読んでたしかにあの涙は目薬丸出しだと思ったけど
それはその言葉を書いた人が男性だからのような気もしました。
いくら無知でも自分のされたことが何だったのかは分かったと思うし・・・
「霧の中の風景」を思い出してしまった。。。


全く救いはないけど、
私が今まで見たこの監督の中で一番のような気がします。



ご遺作も凄かったけどね~。
とにかく、怖い映画でした。
(今年見た中で一番怖かったのはロバの方で、これは2番です)



追伸:フランスにお住まいの日本人の方のページを読ませて頂いたら
あまりに酷い事が書いてあって、それはフランス語に堪能だからこそなのですが
本当にショックです・・・
でもまぁ私はフランス語を知らないし、上記感想で良いと思いました。。。




<<5-1064  ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船 | BLOG TOP | 5-1062  シルバラード>>

comment

 
 管理者にだけ表示を許可する
 


このブログ内の検索フォームです

私のプロフィールです 

miri

Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

ブログを続けることで目指しているのは
take it easy です☆

ネタばれについての、お知らせです。

感想文の中で映画の内容について深く触れている場合は、必ず大きな色文字でお知らせしています。 また、感想文の途中の一部分のみのネタばれの場合は、白抜きの隠し文字(反転で読めます)にしてあります。 ただ、申し訳ありませんがその白隠し文字は携帯(スマホ)では見えてしまいます(ペコリ)。 最後に、2008年以前の文章については、配慮はしてありません(ペコリ)。

カテゴリです❀

1975年からの記録(記事追加中です)

« 2017 05  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -