映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-992  若き獅子たち

  1. 2016/02/07(日) 23:00:00_
  2. エドワード・ドミトリク
  3. _ comment:0
THE YOUNG LIONS (若き獅子たち) 1958年・アメリカ



若き獅子たち




 
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2016年2月7日(日)  ザ・シネマ

監督 エドワード・ドミトリク
主演 マーロン・ブランド (ドイツ人将校、SSではないクリスティアン役) 
    モンゴメリー・クリフト (アメリカ軍一平卒、ユダヤ人のノア役)
    ディーン・マーティン (アメリカ軍一平卒、売れっ子歌手のマイケル役)

感想
けっこうな戦争(反戦)映画でした♪


昨年、ナチス関係の映画を続けて見た時期があって、もう嫌になってしまい
当分の間見ないと決め、この映画も数ヶ月持ったままにしていました。

でも「パリは燃えているか」を再見して、ナチスの映画も見られるかな?と思い、
この映画にも挑戦したところ、たいへん良い作品だったので
思いきって見て、ホントに良いご縁だったなぁ~と思っています☆

「パリは燃えているか」ほどではありませんが、この映画にも
実写フィルムを少しはさんでありました。

とてもボロくて、でも、事実を真直ぐに映したその中では、
疲れ切った兵隊さん達がうなだれてのろい歩みをしていました・・・。

さて、3人の主演者ですが、M・ブランドはドイツ人でも将校で他の二人が一平卒なので
もしかして最後までまみえないのかも?と思ったけど、
ラスト間近に、出逢うというか・・・同じ場面に居る事になるのですが
こういうやり方しかできなかったのかな?とは思いました。
(俳優同士のアレコレ?とか思ったりして・・・)

(映画内の役柄の)誰にもわからないようになっているけど、1938年の大晦日に、ドイツの山で
M・ブランド演ずるクリスティアンが一緒に過ごしたかったのが
ディーン・マーテイン演ずるマイケルの彼女・・・ホープだったのですよね・・・

その時に彼女の言った事、クリスティアンの言ったこと、
ナチスとは最初はドイツ人の底辺の希望であったのだと
そしてアメリカ人からは最初から結果が見えていたのだと、

そんな事も思わされましたね~。

フランソワーズや、クリスティアンの友人の軍人とその彼女を見ていると
占領下だからと言って、敵味方だからと言って、
本物の恋愛がなかったとは言えないんだな、一人ひとり違うんだし
ナチズムをだんだん嫌悪したドイツ人は、少なくなかったに違いないと思えました。

モンクリの役柄のノアが、一般的なアメリカ人兵だと思っていたのですが、
その部隊の中でも陰険ないじめや、温かい思いやりや、
アホバカ上司や、立派な上司もいたんだなと知り、
まぁ当たり前の事だったんでしょうけど、今までどちらかというと
アメリカ兵は良い人ばっかりみたいな描写があったのでね~
日本軍だけではなかったと安心しました(笑)。

ノアと妻の出会いと顛末は簡単に描かれていたけど、
(それでもユダヤ人への偏見等、考えさせられる事が描かれていました)
きっと平和な時代ならもっともっと時間を掛けていたんだろうなと思うと
いくら実戦のなかったアメリカでも切羽詰まった感はあったんだな~と思いました。

さて、ドイツ人将校のマクシミリアン・シェル演ずる、顔に大怪我をし、帰宅しなかった役柄ですが、
あのシークエンスはあれこれ考えさせられましたね・・・
「ジョニーは戦場へ行った」のような、隣のベッドの人、殺してあげたのかな?とか
妻に伝言を頼んだのは、その前のお使いの時の事何か疑っていたのかな?とか

その妻役の女優さん、メイ・ブリットさん、
スウェーデンの方だそうで、初めて見ましたが
美しくてウットリしました・・・2回で10分くらいしか出ていないのにすごい存在感!!
彼女が早くに女優やめてあの歌手と結婚離婚し、今も生きていることを知り、
女は強いとか思いました・・・他の出演作品も見たいです♪

収容所の描写でも感じ入りました。。。
やせ細った人、汚いかっこうで、本当にリアルでした・・・白黒の方が良いね。
ラビがお祈りさせてくれと言って、OKしたところは感動でした。

ディーン・マーテインも良い場面一杯ありましたが、
なかなかに、その演じたマイケルは上手な生き方というか、
でも現場に出たのは偉かったです。 戦後も歌ったことでしょう。

この監督の「愛情の花咲く樹」を再見したばかりですが
この作品も本当に見応えがあって良かったです。


ハリウッドの作る戦争(反戦)映画だからと言って
画一的なモノばかりではないのだな、と
戦後十数年しか時間が経っていない時に作られた作品の中に
いろんな思いを受け取り感じ、見られて良かったと思いました☆




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