映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


ひとりフランス映画 祭り しました☆ 

  1. 2015/07/01(水) 00:00:00_
  2. 外国人監督作品が複数ある記事
  3. _ comment:2
6月下旬に、何本か、フランス映画(殿堂入り)を見ました。
バラバラの監督で、バラバラの主演者の作品群です☆
ひと言感想を書きます。

全体的には、楽しかったです。 
また別の作品群で、別の時期に、こういうお祭りをしたいと思います。



北ホテル 1938年・仏 監督:マルセル・カルネ 主演:アナベラ 初見時・再見時記事

禁じられた遊び 1952年・仏 監督:ルネ・クレマン 主演:ブリジッド・フォッセ― 初見時記事 再見時記事

犯罪河岸 1947年・仏 監督:H=G・クルーゾー 主演:ルイ・ジュ―ヴェ 初見時記事 再見時記事ナシ

旅路の果て 1939年・仏 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ 主演:ミシェル・シモン 初見時記事 再見時記事

まぼろしの市街戦 1967年・仏/伊 監督:P de ブロカ 主演:アラン・ベイツ 初見時記事 再見時記事ナシ

昼顔1967年・仏 監督:ルイス・ブニュエル 主演:カトリーヌ・ドヌーブ 初見時・再見時記事 

アメリ 2001年・仏 監督:J-P ジュネ 主演:オドレイ・トトゥ 初見時記事ナシ 再見時記事



※あんまり古いのしかないので「アメリ」も入れましたが、
つくづく70~90年代のフランス映画には、ほとんど好きな作品がないと(笑)
自分のことながら、あきれ果てました(笑)。
今後も古いのも新しいのも、フランス映画を楽しみたいと思います♪




 
.


☆北ホテル ☆ 1938年・仏 

ミニ感想
やっぱ好きだわ。
この作品(と、もう一本)が、大雑把に言って、フランス映画の中で一番好きです♪
出来の良さとかはちょっと分からないけど、
今後も、この作品は一年に一度くらいは見たいと思います。

今回は「ハリウッド白熱教室」の目線で、主に光と影、
そして人物の出入りというかルイとレイモン、ルイとエドモン、
その二組が出逢う、初めてのシーンなどが凄く計算されているな~と思いました☆

人間的には主演3人はたいした奴らではないし、ルイは可愛い顔して
結局、男一人あの世にやって、お金なくて死ぬはずだった男とラブラブ???と
好きなラストシーンですが、それはないだろう的な感じはもちろんします・・・
でも、人生ってそういうもんですよね・・・私は要領悪く残されるレイモンだろうな~と笑。

アナベラちゃんの可愛らしい感じは、好きな他の女優さん達とは全然違って
やっぱりフィルムも大きい意味を持つかもですネ?
ハイビジョンではきっと見られないでせう(笑) ごめんチャイ☆



☆ 禁じられた遊び ☆ 1952年・仏

ミニ感想
この作品は「ハリウッド白熱教室」目線では見られませんでした。
そんな余裕はありません、ひたすら怖かった・・・。

今回特に序盤の両親が撃たれるシーン、あんな感じで空からやられたんだろうか?とか
あの多くの逃げて行った人々はきっと、ユダヤ人なんだと、
ポーレットが十字架もイエスさまも知らなかった事で、初めて気付くという始末・・・
なかなかこの映画でそこまで冷静になれなくて、やっと分かりました、お恥ずかしい。

あとは最終盤で、ミシェルがせっかく綺麗に飾ったあのお墓群を
結局ポーレットが見ないまま、別れの言葉もなく、ぶっ壊して流してしまう・・・
男の子のその年齢の気持ちがすごく痛く感じました。
一目見て好きになったからほっとけなかったんだよね・・・

そして5歳くらいで目の前で両親亡くして、犬も死んで、
けっこうなお金持ちだったと思われるポーレットにとっては
十字架を立てて花を飾る事が、自分を現わす事だったんだね・・・

長男さんもお気の毒で・・・でも悲しみきれない、貧しい暮らし・・・
皆必死で、1940年6月、まだこれから5年もあったんだね・・・あの家どうなったのかな・・・。



☆ 犯罪河岸 ☆ 1947年・仏 

ミニ感想

あ、やっぱ好きです、大好きな作品☆
何でかな~?と思うと、やっぱ
ルイ・ジュ―ヴェさんの役柄がね~他の作品群と全然違っていて♪
うん、あったかいです、とにかく、あったかい☆

あと、主になる夫妻やその周りの劇場関係の人たち、ドラちゃん、警察の人々、
に加えて、今回特に、今までも面白くは見ていたのですが、
クリスマスイヴだというのに仕事しなくてはならないのは警察官だけではなく
あのマスコミの奴ら!!!

マスコミといっても、この当時なので多分新聞とラジオが中心だと思いますが、
老いも若きも、男性も女性も! 戦後の自由なパリが出ていて素敵だし、
あのいっつも「自分の若かった頃は~」という人物に対して、皆大らかで
大笑いして聞いていて、あったかいな、と。

この映画は、この監督作品なのに、冷たくもつっけんどんでもなく、
子供の使い方も優しくて、本当に素晴らしい作品だと思います☆
寒い冬の、犯罪の絡む、でも、実はあったかさが全体を貫いていて、
本当に大好きな作品だと再認識しました。 オンエアして多くの方に見てほしい!



☆ 旅路の果て ☆ 1939年・仏

ミニ感想
再見時はいろいろと高齢化社会の事とかも感じたようですが、
あれから5年、特に見たい気持ちも強くなかったこの作品は、やっぱり
何というか・・・記事にはあんな風に書いたけど、切実さがないというか、

俳優という人種は普通の人とは違うという台詞があったように、
このお話と、自分の親や自分が今後歩んでゆく道のりとは
あまり関係ないというか・・・もちろん映画だと分かってはいるのですが・・・
響かなかったのかな? 簡単に言えばあまり好きではないというか?

作品としてはとても面白かったです。
俳優陣もお話の運びもとても良かったです。
デュヴィヴィエ監督の中でも良い方だと思いました。

今年見た「カルテット! 人生のオペラハウス」という映画は
この作品を目指したのかもしれないけど?ちゃんちゃらおかしい、駄作でした・笑。



☆ まぼろしの市街戦 ☆ 1967年・仏

ミニ感想
「天国は鉄格子のある帝国」 
本当にいろんな言葉やフレーズが、こころにきゅんきゅんくる作品ですよね~♪

しかし今回、序盤の町の人達が逃げた後に患者たちが町に入って来て、
主人公が頭を打ってしばらく寝ているときの、あの時間に感激しました。

そう、この映画は言語も音楽も良いけれども、あの沈黙、何も台詞のないあのシークエンスが
すごく意味深いな~と、ハリウッド白熱教室っぽくなりましたが、
久しぶりにお化粧する女、自分のしたかった(していた?)仕事の真似事をする男、
つかの間の侯爵夫妻を演ずるふたり・・・

あれこれの変身・自分の居場所を見つけるその時、音楽だけが流れ、
熊や猿や象が何故そこに居たのか?もハッキリと分かり、
ふーんという感じで、このシークエンスだけでも素晴らしいです!

それとタイトルバックが美しい色彩で、
あの騎士の仕掛けになっている時計の内部から外を見る感じがたまりませんでした。

どこを切っても素敵な作品ですね~☆
今後も見てゆきたい作品です☆
(アドルフ君、今回もしっかり見ました・笑)



☆ 昼顔 ☆ 1967年・仏 

ミニ感想

あの夫さんどこかで見たと思ったら、「熊座の淡き星影」の弟君だった!
すごい美形だからどこかで見たと思ったんだよね~♪ 
2年しか違わないのに、ちょっと年取っている役柄で素敵だし、
気付いた事が、何か得した気分☆

この映画、音楽がないのよね~再見時にその事に感心していました。
音楽なしで映画が成立する事にね・・・自然音と馬車の鈴の音はあります♪

あと昨年この監督作品をたくさん見て好きになって、その目で見ると
この作品は原作の「昼顔」とは全く違って仕方ないという事で、
この監督の作品になっているという事ですね~
原作と半々ではなく、ブニュエルの作品だという事です☆
(特に、夫がその事を知るシ-ンと、障害者になる理由は、全く違います)

あ、あと昨年「夜顔」を見たんだけど、良くなかったのでね・・・
オリヴィエラ監督だし、仕方ないとは思ったんだけど・・・
この作品とはあまりリンクしないという事で良いでしょうか?
ピッコリさんは上手です(笑)。



☆ アメリ ☆ 2001年・仏

ミニ感想
今回は、上記作品群を見てその最後に見たせいか? この軽さが・・・
時間は長いのにダラダラと軽いのが・・・
そう、初見時再見時に気にならなかった些細な点が色々と気になってしまいました。

特にあの犯罪行為はいけません、もちろんいけないのは分かっていたのだけど、
前は映画的に面白かったのに、今回は「鍵くらいすぐに変えろよな」と
思ったりしました(笑)。

ただ、この映画のお話の筋ではない、いろんな「モノ」たちは
本当に素晴らしいと再確認しました。 特にガラスのあれこれ・・・。
エンドロールも素敵・・・良かったです♪

全体的には、ナレーションが耳に心地良いので、
見ること自体は楽しかったのですが、
フランス映画はやっぱり古い方が好きなんだな~と、ハッキリと分かりました♪

 


<<2015年6月の映画鑑賞についてのまとめ | BLOG TOP | (2-1344)  たそがれの維納  (2回目)>>

comment

コメントありがとうございました

  1. 2015/07/01(水) 12:07:01 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
>「まぼろしの市街戦」
>本当にいろんな言葉やフレーズが、こころにきゅんきゅんくる作品ですよね~♪

そうそう、この作品に心を鷲掴みにされた人がたくさんいるのもうなずけます。監督のセンスが冴え渡ってました。
全体の雰囲気や大まかなストーリーは覚えていて印象に残ってるけど、こうやってmiriさんの感想を読むと細かいところはさっぱりです(汗)
再見する時は、音楽もセリフもないシークエンスをじっくり堪能しますね。

>「昼顔」
>この映画、音楽がないのよね~再見時にその事に感心していました。

そういえばそうでした。私は音楽がたくさん流れる映画より、自然音がメインの静かな作品の方が好きなので、そういうところがよかったのかも。
演技や登場人物の心情に集中できますよね。

>「アメリ」
>全体的には、ナレーションが耳に心地良い
>フランス映画はやっぱり古い方が好きなんだな~と、ハッキリと分かりました♪

フランス語の心地よさを堪能できたようで良かったです。細かいところが引っかかっても、嫌いにはなれない愛らしさがある作品です。
これからはハリウッド映画などばかりで疲れた時に見るといいかもしれませんね~。

それと歌の方も読ませて頂きましたよ。映画を観るだけで終わらせず、詠むことも楽しんでらっしゃるのが伝わってきます。
これからも目を労わりつつ映画を楽しんでいきましょう♪

あと、おとうさま、無事に帰ってこられてよかったですね。親切な方々がいると、自分のことじゃなくてもほっこりします。優しい気持ちになれました!

Re: コメントありがとうございました

  1. 2015/07/01(水) 13:36:41 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
宵乃さん、こちらこそコメントを有難うございます☆

> >「まぼろしの市街戦」
> そうそう、この作品に心を鷲掴みにされた人がたくさんいるのもうなずけます。監督のセンスが冴え渡ってました。

ハイ、この監督の他の作品はいまひとつな感じのもあるのに
何故かこの作品だけは、多くの方の心を鷲掴みにしていますよね~♪

> 全体の雰囲気や大まかなストーリーは覚えていて印象に残ってるけど、こうやってmiriさんの感想を読むと細かいところはさっぱりです(汗)
> 再見する時は、音楽もセリフもないシークエンスをじっくり堪能しますね。

ハイ、出来ればNHKでオンエアしてほしいですよね~!
宵乃さんと初めてお話した作品、何年も経ったから、
お互いの成長を知るためにも、改めてお話をしたいですネ~!

> >「昼顔」
> そういえばそうでした。私は音楽がたくさん流れる映画より、自然音がメインの静かな作品の方が好きなので、そういうところがよかったのかも。
> 演技や登場人物の心情に集中できますよね。

音の事は、まるでドキュメンタリーのように感じました。
静かに深く・・・そんな作品でしたね。。。

> >「アメリ」
> フランス語の心地よさを堪能できたようで良かったです。細かいところが引っかかっても、嫌いにはなれない愛らしさがある作品です。
> これからはハリウッド映画などばかりで疲れた時に見るといいかもしれませんね~。

ハイ、そう思います!
ホントに嫌いにはなりきれない、愛らしさがありますよね~。
良いヒントを有難うございます☆

> それと歌の方も読ませて頂きましたよ。映画を観るだけで終わらせず、詠むことも楽しんでらっしゃるのが伝わってきます。
> これからも目を労わりつつ映画を楽しんでいきましょう♪

あ、お恥ずかしいですが、そう言って頂き、有難うございます☆
目はお互い大事にしなくては!!!
・・・今日は「おしゃれキャット」でいきたいです!(笑)

> あと、おとうさま、無事に帰ってこられてよかったですね。親切な方々がいると、自分のことじゃなくてもほっこりします。優しい気持ちになれました!

ほほほ・・・「おとうさま」だなんて・・・宵乃さんは本当にお上品で(笑)
でもホントに良かったです!

一緒に居てくれた人が電話を持っていなかったらしくて、
ホントに多くの方にお世話になりました。

少し前の息子の財布の件といい、日本人は本当に優しさのあふれた人種だと
感謝してしみじみ・・・思いました!


.
 
 管理者にだけ表示を許可する
 


このブログ内の検索フォームです

私のプロフィールです 

miri

Author:miri
古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

ブログを続けることで目指しているのは
take it easy です☆

ネタばれについての、お知らせです。

感想文の中で映画の内容について深く触れている場合は、必ず大きな色文字でお知らせしています。 また、感想文の途中の一部分のみのネタばれの場合は、白抜きの隠し文字(反転で読めます)にしてあります。 ただ、申し訳ありませんがその白隠し文字は携帯(スマホ)では見えてしまいます(ペコリ)。 最後に、2008年以前の文章については、配慮はしてありません(ペコリ)。

カテゴリです❀

1975年からの記録(記事追加中です)

« 2017 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -