映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


ひとり ヴィスコンティ 祭り しました☆ 

  1. 2015/06/03(水) 04:55:00_
  2. ルキノ・ヴィスコンテイ
  3. _ comment:2
5月の最終週~6月はじめに、何本か、
この監督作品(「イノセント」だけ再見/他は殿堂入り)を見ました。
ひと言感想を書きます。

全体的には、楽しいお祭りで、お腹いっぱいになりました(笑)。
また何年か経ったら・・・懲りないですネ~(笑)。



山猫 1963年・伊/仏 主演:バート・ランカスター 初見時・再見時記事

地獄に堕ちた勇者ども 1969年・伊/西独 主演:誰? 初見時記事 再見時記事

(この間に、何と、「リベリオン」が、入りました・笑)

ル―トヴィヒ (完全復元版) 1972年・伊/西独/仏 主演:ヘルムート・バーガー 初見時記事 再見時記事

夏の嵐 1954年・伊 主演:アリダ・ヴァリ 初見時記事 再見時記事

熊座の淡き星影 1965年・伊 主演:クラウディア・カルディナーレ 初見時も再見時も記事はありません。

イノセント 1976年・伊/仏 主演:ジャンカルロ・ジャンニーニ 初見時記事 (次回から殿堂入り)


なお、今回は「家族の肖像」「ベニスに死す」を含めた、その他の作品は、パスしました。 
またいつか機会をとらえて、再見したいと思います。
(ヘルムート・バーガー と ダーク・ボガード の 顔は、当分の間、見たくないです・笑)




 
.


☆ 山猫 ☆ 1963年・伊/仏 

ミニ感想
やっぱ好きだわ。
この作品が、ヴィスコンティ監督の中で一番好きです♪
出来の良さとかはちょっと分からないけど、
この作品の、あのひとことを聴くために、数年に一度見たいと思うくらい。

クラウディアってやっぱり良い女優だよね~♪
(特に登場シーンは、キャスパー教授のお言葉(ビジュアルデザイン)が浮かびましたよ~笑)

アラン・ドロンってあんまり好きではないのだけど、
あの二人が「君が欲しいけど、結婚するまでは」と
カトリックらしくて(もちろんプロの女性とは遊んでいますよ・笑)
そして、見た目綺麗で素敵です。

それ以上に美しいのが、公爵とのワルツのシーン・・・。
舞踏会の合間のあのシークエンスも、やっぱり重くて好きです♪

全体的に分かりにくくはないけど、イタリアという国や
シチリア島の歴史を少し知ってから見た方が良いと思います。
私は3年前にそういうご縁があったので、今回はめちゃ見やすかったです☆



☆ 地獄に堕ちた勇者ども ☆ 1969年・伊/西独

ミニ感想
「悪霊」を読んだので、例のシークエンス、身を乗り出して見たんですけど
ちょっと小説とは違う感じを受けたけど、
多分、ドストさんのあの感じを、この年代にこの監督が3次元にするなら
これが正解だったのかもしれない・・・
親戚のあの二人の子供との対比が、怖かった。

この作品は、見れば見るほど、年とればとるほど、良くなってゆくと思います。
今回は本当にすじがよく分かって嬉しかったし、アッシェンバッハ君に釘付けでした♪(笑)

「山猫」のように好きではないけど、
見応えや出来はこの監督で一番なのかもしれませんね~すごい作品でした☆



☆ ル―ドヴィヒ (完全復元版) ☆ 1972年・伊/西独/仏 

ミニ感想

この作品は、多分、「地獄に堕ちた勇者ども」とは正反対で、
見れば見るほど、中身が分かれば分かるほど、つまんない作品になってゆくように思います。
それでも数年に一度見るんでしょうけど(笑)。

今となっては、この長い長い「キレ人間」のお話は・・・
と言っては申し訳ないのだけど・・・

調度品や建物やお衣装やそういう全てと、
ロミー・シュナイダー以外は見るモノもないような気がしました(笑)。
彼女の一番なのかもしれないけど、出番が少ないので
やはり「すぎ去りし日の・・・」とか「離愁」にはかなわないのかもしれません?

あ、そうそう、あのアッシェンバッハ君が、すごく素敵な
役柄(デュルックハイム伯爵・大佐)で出ていて、(オットー君など目じゃなく・笑)
もう、あの言い聞かせるシークエンスは、うんうんって頷いて
自分がルートヴィヒになったような気持ちで見ました♪



☆ 夏の嵐 ☆ 1954年・伊

ミニ感想
この作品は、見るたびに印象が良くなっています。
今回一番思ったのは、監督も人間ですから、だんだん良い作品を撮る
技術というか、そういうのはだんだん身に付けられた筈で、

この作品は54年製作・・・かなり初期というか、庶民の映画を多く
(「ベリッシマ」とか「白夜」とか「若者のすべて」とか)
撮っていた頃ですから、こういう絢爛豪華な貴族の世界を描くのが
初めて?だったかもしれないし、荒削りで仕方なかったんだろうな~と。

ヘルムート・バーガーとの出会いとかも10年近く後ですしね、
あの相手役の俳優が、あの程度でも仕方なかったんだし
(ヘルムート・バーガーを見たくなかった私には、さっぱりした良いお顔に見えました・笑)
監督のこういう系統の作品がまだ出来上がっていない頃だったので
そう思うと、すごく秀作だったと思いました。

戦争や、故郷に対する気持ち、男女の事、世間体、それぞれの立場でのアレコレ
いっぱい詰め込んで、そのくせ後期の作品のように美しくて、オペラだけ完成させてほしかったです!

主人公の心境等も、だんだん分かる(理解ではなく、そういう意味か、という事)
ようになってきて、今後もたまに見たい作品になりました。



☆ 熊座の淡き星影 ☆ 1965年・伊

ミニ感想
これも回数見るたびに、良い感想を持つようになっています。
もちろん良いお話という意味では全然ないのですが(笑)
映画として、白黒で作った意味や各シークエンスの内容がきちっとしていて
次へ移るのが自然で、そうなるんだろうな~と。

主人公たちが幼少時の描写がないので何とも言えないけど、
ピアニストの母親と、科学者の父親と、そういう家庭?らしきものが
もうちょっと自分的にわかれば良かったのですが・・・頭悪くて・・・(笑)。

給水塔のシークエンスは、この映画の中のきらりと光る、でも残酷な・・・
序盤をのぞくと、ほぼお屋敷の中かお庭の映画の中で
うまいこと入れましたね~って感じでした(笑)。
ラストシーンの残酷さは一番ですネ・・・秀作、またいつか見ます☆

この映画の撮影を見に来ていた一般人が「ヘルムート・バーガー」とは、
映画の神さまは、本当に憎い演出なさりますよね~♪



☆ イノセント ☆ 1976年・伊/仏 

ミニ感想

・・・もしも監督が長生きなさっていたら
次の映画とかもあったかもしれないけど・・・とか思いつつ、
私の見たことあるラウラさんとは全然違う 「女優:ラウラ・アントネッリ」 でした♪
この映画に出演して良かったね☆

すじを知って見たこの映画は、ずっとよく分かりました、いろいろと。
ジャンニーニさんの演技は鬼気迫って、役柄と一体化していましたね~。
あの目をみれば「イノセント」なのかもしれないと思うけど、
やっぱりそうではないと思いました。 赤ちゃんの部屋の鏡に映る姿・・・。

夫の母親ですが、何も知らなかったと思います。弟も。
最後にあの女をああして歩かせて終わるこの映画は、やっぱり
どこかしら力が少し抜けている気もするけど、
それでも他の監督では撮れなかったように思いました。

そうそう、夫とのシーンだけがあって、それもあんな感じで・・・
赤ちゃんが授かることになるシーンがないのは
そういうところを見せないのは、この監督ならではだと思いました。

この作品にはあまり歴史的な位置付けがなく、ちょっと惜しかったです。
音楽はいつも通り、いえそれ以上に良かったです♪




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comment

[

  1. 2015/06/04(木) 00:50:07 |
  2. URL |
  3. 鉦鼓亭
  4. [ 編集 ]
 miriさん、こんばんは

僕も、いつか「ビスコンティ祭」をやらなきゃいけないと思っています。
ただ、未だ2,3年先かな。(笑)

「地獄に堕ちた勇者ども」
>僕も再見したら、いろいろな発見や視点が出来ると思っています。
今、現在、この作品で一番強烈なイメージとして残ってるのは、ラスト・シークエンス。
生きる屍となったフリードリヒとゾフィの表情と動き。
その壮厳、腐臭、滑稽。
狂気のマルティンより、あのシーンでは二人の方が、より強く脳裏に焼き付いています。
(「ベニスに死す」にしても、ラスト、全てを失いペストに罹り、朦朧と歩を進める主役の顔だけは忘れずにいます)

ゆっくり再見する日が来るのが、楽しみです。

鉦鼓亭さん、おはようございます☆

  1. 2015/06/04(木) 08:35:29 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
いつもコメントを有難うございます☆

> 僕も、いつか「ビスコンティ祭」をやらなきゃいけないと思っています。
> ただ、未だ2,3年先かな。(笑)

それはお楽しみですネ♪

> 「地獄に堕ちた勇者ども」
> >僕も再見したら、いろいろな発見や視点が出来ると思っています。
> 今、現在、この作品で一番強烈なイメージとして残ってるのは、ラスト・シークエンス。
> 生きる屍となったフリードリヒとゾフィの表情と動き。
> その壮厳、腐臭、滑稽。
> 狂気のマルティンより、あのシーンでは二人の方が、より強く脳裏に焼き付いています。

おぞましいのに、忘れられない、目をそむけたいのに、
引き付けられる・・・そんな作品であり、ラストシークエンスでしたね☆

> (「ベニスに死す」にしても、ラスト、全てを失いペストに罹り、朦朧と歩を進める主役の顔だけは忘れずにいます)

その「主役の顔」を見たくなくって(笑)今回はパスしました(笑)。

(ヘルムート・バーガーも見たくなかったのに、ある映画の助演で出ていて仰天!
 ただ、最近の映画なので、全然感じが違ってしまって・・・
 人間年齢を重ねるとは、特に俳優さんは、本当に悲しいものですネ)

> ゆっくり再見する日が来るのが、楽しみです。

本当にお楽しみですネ!
またお話いたしましょうネ~♪


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一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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