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映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-702  いつか眠りにつく前に

  1. 2015/02/18(水) 23:00:00_
  2. その他の外国人監督作品 か行
  3. _ comment:0
EVENING  (いつか眠りにつく前に)  2007年・アメリカ / ドイツ



いつか眠りにつく前に





 
.


2015年2月18日(水)  セルDVD

監督 コルタイ・ラヨシュ
(この方のお名前ですが、ハンガリー語圏の慣習に従い、名前を姓名順で表記しています。
 ただ、印欧語族風にラヨシュ・コルタイと表記することもあるそうです)

主演 クレア・デインズ (アン・グラント 役) ・・・かなぁ???


感想
う~ん・・・
監督さんがジュゼッペ・トルナトーレの撮影監督で、
初めて自分で作った作品らしく
(日本で言うと、木村大作監督とか浮かびますね)

まぁたしかに「海の上のピアニスト」みたいな感じが強くする作品でした。
感じというか、匂いというか・・・雰囲気というか・・・
同じ題材でもサラーっと作れる人も、いそうな気がします。


************************


ネットで知らない人の感想を読んでいて分かっていないと思った点を先に書きます。

まず、ヴァネッサ・レッドグレイブの役柄は、老婆ではありません
24歳から40年経った64歳の、病気で末期の人の役柄です。
年齢よりも老けているのは当然、もう時間がない役柄ですものね。

次に、ヴァネッサとメリルの実年齢がたしかに12歳違うけれども
同じ年齢という役柄が可哀想という事は、ないと思います。
メリルの役柄は良いとこのお嬢様がそのまま奥様になっただけですので
試練と言っても、アンとは全然違うから、二人の外見があのくらい変わって普通です。

そして、グレン・クローズですが、いいとこの奥様ぶり発揮して良かったし、
あの号泣するシーンはただ泣けば良いのではないので、
この女優で良かったと私は思いました。
意味なしとか書いてほしくないですネ~。

あと、パスタと子供への歌の件ですが、たしかに良いシーンとも思えますが、
同じような日々を過ごした身としては、あれはまず、火を消さなくてはいけません
お料理も全部ダメになるではありませんか!
感激するのは、あぁいう事を(子育ての修羅場)経験なさっていない方だと思います。

最後に、バディとハリスは、同性愛の関係では、絶対になかったと思います。
詳しく描写されていないけど、
昔から召使の子供の方が頭や心の出来が良く、
主人の子供達が憧れるという筋は一杯あったように思います。
ただの憧れで、苦学したハリスと、バディは、私には全くリンクしません。
(ライラは、好きだったのでしょう、子供っぽい意味で
 でもライラに良い生活をくれる人ではないので、結婚は出来なかったのですよ、それが普通)

以上、くだらないと思われるかもしれませんが、どうしても書きたかったのです。


************************


私の強い感想は
「この映画は、小説の映画化にふさわしい作品」だということです。



実際、40年間、ただ一夜だけを共にした人のことを (強く) 思って生きるような
女性は存在しません。
いくらそれが知人の死につながっていても・・・。
誰でも時間が少し経って冷静になれば、あの死の原因が交通事故で、
あの二人がいちゃいちゃしたせいではない事は分かりますよね~???

(あ、その女性が生涯独身で子供もいない場合は別かもしれませんが、
 この作品の場合は、家族がいるのでね・・・
 これは「タイタニック」でも思ったのですが、その後の平穏に過ごした人生の長い日々を 
 馬鹿にするような作品はいけないと思います)

この映画の中に描かれているほとんどの時間は、
今現在と、40年前のたった一日の事、
(他は少しですが、あります)


死ぬ時になって、ハリス・ハリスと・・・笑止千万。
実感がないです。 ヴァネッサはうまかったけど。



あとハリスの人となりがあまり描かれていませんでしたよね?
そこが一番痛かった。
バディもね。



現在の長女なりの次女なりの問題を、今後も生きてゆく人間としてのアレコレを
描いた点は良かったと思いますが、時系列入り乱れ過ぎて分かりにくいです。
末期の人の妄想というのも、ちょっといただけませんね・・・。

それで、最終的にはメリルが出てきて
「それぞれに しなければ ならない事を した」という台詞を言わせて
ヴァネッサの「人生に過ちはない」という台詞と関連付けて
何となく良いような感じで終わらせる・・・

なんか、良くない事はないけど、良いとも言えない変な作品でした。
そのあたり、ジュゼッペ・トルナトーレ作品とすごく似た感じです(笑)。

だいたい「眠りにつく前」という邦題が嫌です(笑)。
原題は人生と、あの日の事と、両方にかけてあるんだろうな~と納得です☆

二組の現実の「母と娘」が 出ていたけど、
メリルの娘って初めて見たけど、一目で分かるクローンみたいで、
演技はいまいち、職業変えた方が良いと思いましたし、
ヴァネッサの娘さんの事はもう何ともね・・・この映画のようなわけにいかず
反対の立場とはどうにもこうにもね・・・映画作品が残るので痛々しいです。


最後に一言、この映画で一番良かったのは、
夜勤の看護師さんです!
ご本人も納得して着られたと思うコスチューム、
素晴らしかったですよ~♪





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