映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-452  星降る夜のリストランテ

  1. 2014/08/09(土) 22:30:00_
  2. エットーレ・スコラ
  3. _ comment:2
LA CENA  (星降る夜のリストランテ)  2000年・イタリア/フランス



星降る夜のリストランテ




 
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2014年8月9日(土)  セルDVD

監督 エットーレ・スコラ
主演 中心人物はフローラ役のファニー・アルダン
    でもこの映画の主演は、大勢です(笑)。

感想
この映画は、あるレストランの一晩の情景を描いた作品で、
つまらないとか、退屈とか思ってしまったら、ハイそれまでよ、的な作品です。

私は好きですよ、スコラ監督のこういう感じ・・・
スタイルはグランド・ホテル形式で、
内容は幸せのレシピの一晩レストラン限定(表も裏も)って感じです☆
やっと見られて、本当に嬉しかった!

フローラは、夫が入院中か何かで一人で店を切り盛りしているのだけど、
秘密の恋もあったりして?
でもこの夜その悩んでいた件に結論を出せたのは、本当に良かったなぁ~と思いました。

あのエロ教授、じっと黙って犠牲者の話や手紙を聞いてる姿が
もうマジ、憎たらしい、ヴィスコンティ監督作品の中の登場人物と
ほぼ同じスタイル?ジャンカルロ・ジャンニーニさんの脂ぎった時期です(笑)。

マリー・ジランという女優さんは知らなかったと思うのですが、
その教授の犠牲者の、あの可愛らしさとまぁ良い意味での世間知らずのお馬鹿さん加減・・・ 
靴下止めの件は、もう、大笑いしました~!!
あぁいうアイテムって、今もヨーロッパ人にはあるの? 
日本では見ないような気が??? 靴下の品質の違い???

この作品の中で小粒でピリリと効いていそうなのが、
魔法使いの二人?と
俳優同士の二人の、
男性同士の2組ですネ~。
それぞれ明日からいや今夜から、新しく始まるのかな~?って
恋とかではなく、仕事としてのマジックや演技って、
こうして積み上げるのかも?
しかし、魔法の方は笑える~最後のほうき、特にね☆

ローラという女と4人の男+夫(外で待っていた)のエピソードは、
いかにもイタリアらしくて(笑)
ハリウッドなら大袈裟に、
フランスならドロドロに、
我が国なら刃傷沙汰に?
なりそうなところ、本当に上手に料理しましたね~(笑)。
全員とそういう関係なのかどうかはわからないけど、
結局頭叩かれても夫に「叩かないで」と言いながらついてゆくし、
4人は珈琲飲むことにして、何をどう解決するの~???

1:あの女一人、あちこちに誘惑
2:1の女に誘惑されて馬鹿にされた男と妊娠したかもしれない恋人
3:1の女に誘惑される男と、父親と姉
この3組の時間を少しずらせて、撮り方的に、一人の女が
誰もいなくても携帯やらなんやらで楽しみながら食事していて、
でも、男どもがほっとかないところも、笑わせましたね~(笑)。
2の人たちは丸く収まるでしょうし、
1と3は、今後が楽しみ?いえいえ、ハイさようならだと思います☆

よくこの映画で見たくないとか書かれている親子の事ですが、あれは
「日本人と呼ばれる韓国人の親子」なので、私的にはOKでした。
言葉はほとんどないけど、顔で分かるし、日本人はあんな事しない的な描写が多く、
誰かが書いていたように、
「日本人と韓国人の違いが分からない、イタリア人を風刺している」
というのが正しいと思います☆ 
・・・ラストの夜空がファミコンの夜空に重なる・・・あれは良いエンディングで、
あの子が馬鹿にされたままではなくて本当に良かったと思えたし、
どこの国の人でも、このイタリアの夜空の下、同じ晩に過ごしたって
そういうのが素晴らしいな~って思えました♪

修道尼になりたい娘と母親(ステファニア・サンドレッリ)
・・・私のこころを一番打ったエピソードです。
離婚して父親の方にいるのね?寄宿舎生活で、神の道に目覚めた娘・・・
母親はまるで正反対の化け化け化粧の女を売りにしている感じの・・・
でもね、あの遠景・・・去った娘・・・自分は棄てられたと・・・
あの遠景、酒もたばこも何でもするけど、多分男も、でも本当に
愛しているのは娘だけだったのに・・・
その痛い気持ちに、声をかけるフローラ・・・レストランの女主人の役割も見えて。

ヴィットリオ・ガスマン演ずる「先生」
今後もお金が続くようにお祈りします(笑)。

裏方のあのヒト、このヒト、
お客が帰った後の、まかない、愚痴やらなんやら、あぁ忙しかった!

最後に、フローラの妹、そしてその娘(つまり姪)の誕生日会、
母親に無断でおこなった、沢山の友達呼んだ誕生会、
フローラからのプレゼント、ハーブともうひとつの楽器の演奏・・・
レストランにいる全員・皆で聞く、その演奏・・・
あぁいいな~こんな事、ない事ないよね~
私も帯広の六花亭本店2階のレストランで、誕生日の人の歌を
一緒に歌った思い出があるから分かります(笑)。

そんなわけで、つまらない人にはつまらない、
退屈な人には退屈な人生のたった一夜を描いたこの作品、
スコラ監督の切り口が、私にはあたたかくって、
気持ちがほかほかしました♪





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comment

  1. 2014/08/27(水) 13:22:19 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
こんにちは!
この作品は観た事あります。
初見時は面白いとは思わなかったみたいだし、miriさんが書かれたエピソードがどれも想い出せないんですが(汗)、それでもイタリアンレストランで様々な人々がわいわいがやがや好き勝手に生きてる雰囲気は印象に残ってます。

>日本人と韓国人の違いが分からない、イタリア人を風刺している

どの国の人も他の国の人の見分けなんてつかない気が(笑)
わたしは映画の中で日本人が茶化されててもあまり気にならない方で、むしろ「こんな感じだよね~」と笑っちゃう時もあるのでぜんぜん覚えてないです…。
自分が日本人だっていう意識が低いんでしょうか。もしくは同属嫌悪?

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2014/08/27(水) 16:00:22 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> この作品は観た事あります。

随分前にオンエアされたようですね~♪

> 初見時は面白いとは思わなかったみたいだし、miriさんが書かれたエピソードがどれも想い出せないんですが(汗)、それでもイタリアンレストランで様々な人々がわいわいがやがや好き勝手に生きてる雰囲気は印象に残ってます。

まぁそういう感じなのかもしれませんね~。

> >日本人と韓国人の違いが分からない、イタリア人を風刺している
> どの国の人も他の国の人の見分けなんてつかない気が(笑)
> わたしは映画の中で日本人が茶化されててもあまり気にならない方で、

多分、気になる人が多いと思うんですよ~(笑)。
特にその国とかあの国とか例の国とかの人達と、絶対に一緒にされたくないと思う人とか・・・。
欧米人から見たら似たような顔立ちですしね・・・
こちらから見ても、何となく南欧と東欧と北欧との区別は、つきそうですが???

> むしろ「こんな感じだよね~」と笑っちゃう時もあるのでぜんぜん覚えてないです…。
> 自分が日本人だっていう意識が低いんでしょうか。もしくは同属嫌悪?

う~ん、宵乃さんは事実としてまだお若いという点が一番大きいと思います。
私も中高生~OL時代の感想文を読むと、日本を嫌っていますので・・・
それがだんだん変わってきたのは、本当にこの10~20年くらい前から・・・だと思います。

笑える時も今でもあるのですが、ムカつく事の方が多いというか
こんなことも知らんのか?(日本と他の国の違い)と
製作者に情けなくなったりします・・・。

宵乃さんも私も、まだ今後が長い(私はちょっと短いけど・笑)ので、
それぞれにまた考えが変わってゆくこともあるかと思います。

決めつけずに、楽しみながら、我が国について考えたり
ふと気付いたりすることを積み重ねるのも、良い事のように思います☆


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