映画鑑賞の記録

私の映画感想文と、映画に関する文章などです。


5-67  西部戦線異状なし

  1. 2013/10/18(金) 23:00:00_
  2. ルイス・マイルストン
  3. _ comment:6
ALL QUIET ON THE WESTERN FRONT (西部戦線異状なし) 1930年・アメリカ



西部戦線異状なし




 
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2013年10月18(金)  イマジカ

監督 ルイス・マイルストン
主演 リュー・エアーズ (ポール 役)

感想
若いころに、世界名画劇場で見る予定が、録画ミスしたようで
今までご縁がなく、この度のオンエアでやっと見られました☆

私は映画を見るとき、ほぼ半分くらいは「反戦映画だな~」と思います。
それは、戦争がなければそうならなかった、という事が
この世にはものすごく多いからです。

でも、そういう意味ではなく、いわゆる戦争そのものを描いた
本当の反戦映画は、そんなに沢山ではないけど、何本か見ています。
その中に、この映画が入ると、それはそれは、ものすごい存在感です。

古くてキレイではない映像をお好きではない方にはお薦めできませんが、
もしそういう映画でも良いと思われる方なら是非と思う作品です☆
 

**********************************


昔からこの映画は第一次大戦のドイツ軍の話と知っていたのですが
オスカーをとっているからアメリカの映画?と疑問だったのです。
答えは、いつもと同じ、ドイツ人が英語で「われわれドイツ人は」と喋っていました・笑。
その件だけは良くなかったです。仕方ないです。

教師が、教え子を、前線へ送り出すのですね、こころに火を点けて。
・・・もちろん現代にはないと思いたいですよ・・・
でも、きっとあるのでしょう・・・。

はしゃいで志願兵に・・・
訓練中にもさまざまな「こんなはずでは」
そして前線へ、驚愕と落胆と・・・

湖畔で話し合うシーンはしみじみ良いですね。
王様とかが囲いの中で下着で殴り合えば良い
本当にそうです、誰も戦争などしたくないのです。

・・・フランス兵を殺してしまい、一晩過ごすシーン・・・
あのシークエンスだけで、多くの反戦や人間についての訴えが
自分に突き付けられます。怖かった。

この映画は一般的には100分となっていますが
今回のオンエアは135分でした。
多分、増えているであろうシーンの1つが
一度実家に帰った時の、母親との丁寧な描写ではないでしょうか?
やはり自分の立場的に「考えたくないけど、ふと、考えてしまうシーン」でした。

結局見てはいけないモノを見てしまい、
学友のまま戦友になった多くの友達を失って、
銃後の世間にはなじめず逃げ帰った戦場で、

あの顛末となり、
蝶とのシーンがあり、
(美しい、と思います、蝶と、手と、そして、あの銃口と、)

ラストシーンのお墓のやま・・・
このあたりだけ見ても、実に反戦の、命の、友情の、問題がいっぱいです。

(私が一番こころに残っている反戦映画「デイズ・オブ・グローリー」
 ラストシーンも同じようなお墓の山でした
 ただ、人間を重ねて映していないので、オマージュではないように思います)

そしてこの映画の一番凄いところは、
1930年製作作品という事です。


・・・あと10年もしないうちに、ここに描かれたよりもさらに
範囲を広げた世界大戦(の切っ掛け)が はじまるのですから。。。
そんなご時世によく作れたな~と、公開にもいろんな問題があったようですが、

今現在ならさまざまな戦争を描いた大作がある中、
でも、これから、また世界中を巻き込む戦争が起きる可能性は低く
(地域紛争等はありますが)


切迫感というか・・・
監督の強いお気持ちが、すごいなと、そう思えたのです☆


もちろん、予言的に次の戦争を知るはずもないのですが、
きっと切迫感は強かったように思うので。。。




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comment

  1. 2013/10/24(木) 11:14:03 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
この作品は数年前に観て、★つけてます。
細かいところは忘れてしまったけど、教師が生徒をたきつけるシーンは忘れられません。
こういう事が今までたくさんあって、きっと今でも…考えるだけで恐ろしい!

他の良いシーン・エピソードを全然思い出せないのが残念です。フランス兵を~のくだりはぼんやりと…。

私が見たのは100分版かな?
BS2で観たような気がするんだけど、そこもはっきりしません。
オンエアあったらまた観てみたいです!

宵乃さん、こんばんは☆

  1. 2013/10/24(木) 18:28:56 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> この作品は数年前に観て、★つけてます。
> 私が見たのは100分版かな?
> BS2で観たような気がするんだけど、そこもはっきりしません。
> オンエアあったらまた観てみたいです!

2009年3月より前でしょうね~?
もしかして私が録画ミスしたのかな~???

いつかBS3でオンエアがあったら、CSよりずっと美しいので
BDに録画保存します☆
宵乃さんもご一緒に再見いたしましょうね~!

> 細かいところは忘れてしまったけど、教師が生徒をたきつけるシーンは忘れられません。
> こういう事が今までたくさんあって、きっと今でも…考えるだけで恐ろしい!

本当に・・・涙が出そうでした。
皆純真な少年で、信じてしまうのですよね・・・

それはドイツだけではなく、日本だけでもなかったと思うし、
今現在も、地域紛争の当事国では、多くの彼らが!!!(泣・怒)

> 他の良いシーン・エピソードを全然思い出せないのが残念です。フランス兵を~のくだりはぼんやりと…。

あんまり良いシーンはなかったけど、
湖畔のような場所で話し合う内容が良かったと思います☆

フランス兵のくだりは、怖かったです・・・。
いつか、是非、ご一緒いたしましょうね~135分版で☆


  1. 2015/01/19(月) 13:32:52 |
  2. URL |
  3. 宵乃
  4. [ 編集 ]
128分版ですが観ました!

>湖畔で話し合うシーンはしみじみ良いですね。

感想に書き忘れたけど、良かったです!
戦争を経験した誰もが思う事なんでしょうね。軍服を脱げば敵兵たちとだって同じ想いを共有できると思います。
どの時代、どの国でも伝わる作品でした。

>一度実家に帰った時の、母親との丁寧な描写

「母さんはぼくをまだ子供だと思っている。母さんのひざで泣きたいよ…」の台詞が泣けます…。
父親との温度差も哀しい。

>そしてこの映画の一番凄いところは、1930年製作作品という事です。

ヒトラーが台頭し始めた頃でしょうか。
どこかしら不安を感じていたのかもしれませんね。
二度とあんな戦争は起こしてはいけないという強い気持ちが伝わってきました。
再見してよかったです!

宵乃さん、こんにちは☆

  1. 2015/01/19(月) 14:46:08 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
コメントを有難うございます☆

> 128分版ですが観ました!

記事をアップされましたね!!!
実は狙っていたのです、同じ日に、同じ監督作品をアップしたいと思っていて、
先日この映画を見ると仰っていたので、私は他の記事を後にして
昨日見た映画を今日アップしました☆

やったー!
ルイス・マイルストン監督、ありがとう!!!

> 感想に書き忘れたけど、良かったです!
> 戦争を経験した誰もが思う事なんでしょうね。軍服を脱げば敵兵たちとだって同じ想いを共有できると思います。
> どの時代、どの国でも伝わる作品でした。

仰るとおりです。
今現在の、地域紛争の当事者に見せたいと思います。。。

> 「母さんはぼくをまだ子供だと思っている。母さんのひざで泣きたいよ…」の台詞が泣けます…。
> 父親との温度差も哀しい。

今とは価値観の違う時代なので、どうとも言いようがないですが、
多分母親の姿勢は、古くから変わらないとは思います。
父親の方は、世論に動かされる部分もあるとは思いますが
心底では母親と同じと思います。。。

> ヒトラーが台頭し始めた頃でしょうか。

えーと、多分、その前だと思うんです。

> どこかしら不安を感じていたのかもしれませんね。

そこが鋭いように思ったのです。。。

> 二度とあんな戦争は起こしてはいけないという強い気持ちが伝わってきました。
> 再見してよかったです!

ハイ、仰る通りで、再見して頂いて私も嬉しいです!

宵乃さんの記事は力が入っていますね♪
後ほど、お邪魔させて頂きますね~☆


.

凄い作品でした

  1. 2017/03/25(土) 11:13:45 |
  2. URL |
  3. 鉦鼓亭
  4. [ 編集 ]
 miriさん、おはようございます
 昨日はコメントありがとうございました

水辺のシーン、フランス兵との一夜、ラストシーン、
〉miriさんも宵乃さんも印象的なシーンを挙げておられますが、僕は観た直後だからか、まだ作品全体の印象の方が強くて特別このシーンとかが余り無い状態です。
ラストも蝶を除けば知っていたし。
何ヶ月か経って脳内で作品が消化されたら、いろいろなシーンが強い残像となって残るのでしよう。(汗)

1930年製作というのが凄い
〉ほぼ1世紀前にこんなの作られちゃ後の監督、立つ瀬がない。(笑)

僕の観たDVDには131分と記されてて、実際、それくらいの時間でした。
先輩の古参兵を診察台に下ろす辺りで125分くらいだったと、「後、数分でこれ終わるのか?」と思いましたから。



Re: 凄い作品でした

  1. 2017/03/25(土) 20:18:58 |
  2. URL |
  3. miri
  4. [ 編集 ]
鉦鼓亭さん、こんばんは☆
コメントを有難うございます☆

> 水辺のシーン、フランス兵との一夜、ラストシーン、
> 〉miriさんも宵乃さんも印象的なシーンを挙げておられますが、僕は観た直後だからか、まだ作品全体の印象の方が強くて特別このシーンとかが余り無い状態です。
> ラストも蝶を除けば知っていたし。
> 何ヶ月か経って脳内で作品が消化されたら、いろいろなシーンが強い残像となって残るのでしよう。(汗)

そうですね~全体の印象はいつまでも強い作品だと思います☆
それぞれの中で、あるシーンあるシーンが特に残ればそれはそれで良いし、
やはり全体が良いなら、それで良いと思います♪
今年の終わりにはどんな印象になっているでしょうね?
楽しみですね!

> 1930年製作というのが凄い
> 〉ほぼ1世紀前にこんなの作られちゃ後の監督、立つ瀬がない。(笑)

そうですね~本当に仰る通りで(笑)。

WWⅡとかベトナムとかイラクとかいろいろと
その時その時の戦争での特徴がある作品はあるでしょうけど
戦争の本質は、この1本で充分な気がしますね・・・。

> 僕の観たDVDには131分と記されてて、実際、それくらいの時間でした。
> 先輩の古参兵を診察台に下ろす辺りで125分くらいだったと、「後、数分でこれ終わるのか?」と思いましたから。

そうでしたか、昔は100分だったようですが、
最近はすべて120分以上で、きっと修復のたまものなのでしょうね!!!

ところで、すっかり回復されたようで、良かったですね♪
桜もちらほら咲いたようで・・・
町内会のお仕事も、義理のおつとめも、きっと報われる日がくると思います。

「ラ・ラ・ランド」はきっとまだ大きな映画館で公開され続けると思いますよ~!
いつかお話しいたしましょうね、楽しみにしてゆっくりとお待ちしています☆


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古今東西、色々な映画が好きです♪
一番好きなのは、1930~50年代のフランス映画です。

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